ヤマトとアンドロメダのタイマン勝負に思うこと

さらば宇宙戦艦ヤマト2

彗星帝国戦役開戦前にヤマトは軍規を犯して出発し、アンドロメダにヤマト追討の指令が出されます。百戦錬磨の土方司令はヤマトのレーダーの盲点からヤマトに急接近をするわけですが、偶然トイレから地球にお別れしようと加藤がトイレの窓カバーを開けた際にアンドロメダの接近に気付く訳です。

幾ら何でも接近され過ぎですね(笑)

ヤマトは小惑星帯に逃げ込み、全速で小惑星帯を島の航行スキルで通過していきます。アンドロメダも追いますが、航海班長の力量差は歴然であり、アンドロメダは小惑星帯では立ち往生して、迂回することになるのですが、ここで残念だなぁアンドロメダ・・・と思ってしまいました。

アンドロメダは真田に戦闘マシーンと評され、全てがオートマティックな仕様とされているにも関わらず、何という体たらくさでしょうか。

小惑星帯をヤマトは島の航行スキルというマンパワーで突破するならば、アンドロメダは自動制御された運航システム(今でいうAI)という機械力で難なく突破してもらいたかったように思います。

ヤマト・マンパワーアンドロメダ・機械力という対決なら面白味があったのですが、小惑星帯ではマンパワー対決となり、そうなると結果は見え見えでヤマトの圧勝となります。それを見越して土方は迂回先回りという戦術で不利を覆しますが・・・

この有様を見て、アンドロメダの自動制御とは火器管制、戦闘データ、波動エンジンのメンテナンスに全振りしてしまっている中途半端な仕様なのかな・・・と思います。それでも真田からしたら、血の通わない戦闘マシーンに映ったのでしょうが、中途半端さは否めません。

地球防衛軍のお偉いさんもガミラス戦役を機械力の勝利としながらも、虎の子のアンドロメダの航行を自動運転にするのには抵抗があり、そこは人力としたのでしょう。あの防衛軍の無能なるお歴々の所業ですから、コンセプトは良くても横やりを入れて、アンドロメダの仕様が初期構想からズレてしまい、失敗作になってしまったように思います。マトモな人材に改装させれば直ぐに解決出来る欠陥ではありますが。

自動運転を捨てる仕様としたならば、航海班はヤマト乗組員を配置すべきでしたね。

ヤマト、アンドロメダのタイマン勝負の最後は砲撃戦へと進みます。待ち伏せしたアンドロメダはヤマトに全主砲を打ち込めるように横向きに構えますが、あのまま打ち合いになっていたならば、状況的にヤマトがこの白色彗星戦役でやってのける新デスラー艦に突っ込んだのと同じ形になっていたように思えます。

主砲のみでヤマトが轟沈するとは考えにくいですからね。詳しくはヤマトとアンドロメダの耐久力の差を参照。

主砲の射程も威力もカタログ性能ではアンドロメダが上ですが、さらばと違い、ヤマト2ではアンドロメダの主砲にさほど迫力は感じなかったことも気にかかります。この点も検証が必要かも知れません・・・

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