永らく放置してしまい、申し訳ありませんでした。最早、このフレーズは序詞になりつつありますね(笑)失敬失敬
今回は、デスラー総統は古代進を痛く気に入ってらっしゃるのは周知の事実ですが、一体、古代進のどこを買っているのか?何か評価している点があるのか?という疑問が唐突に湧いてきたので、結論は書きながら考えて導く回とします・・・・毎回そうなんだけど(苦笑)
デスラー総統と古代進のファーストコンタクトは、イスカンダルからの帰路、初代デスラー艦からヤマトに乗り込んだ時でありました。しかし、この時はお互い宇宙服着用状態での短時間の戦闘に終わってしまった為、相手を認識するに至りませんでした。
そこから、一気に距離を詰めたのが、新デスラー艦(2代目)内での白兵戦時に、傷ついた古代を庇う森雪の姿を見て、矛を収めた時でしょう。その時、戦闘に明け暮れた自分を見詰め直し、彗星帝国と袂を別つ決断をして旅立つのですが、結局その後の人生も戦闘に明け暮れるのですから、後から見直すと腑に落ちない感じがします。
恐らく、デスラー総統は命の恩人とはいえ、彗星帝国に従属するのが我慢出来なかったのでしょう。なので、現状を見詰め直したり独立するキッカケを欲していたと察します。
俺は、あんな野蛮人とは違うんだ。と気持ち新たに旅立つ前に、暗黒星団帝国との戦闘になる訳ですが、窮地に立たされたデスラー総統はヤマトに助けを求めるという驚きの行動に出ます。
デスラー総統が知っている地球人は故沖田艦長(誤診で生存)、古代守、古代進、森雪の4人だけです。しかし、沖田艦長は故人?であり、古代守はイスカンダルにいますから、在地球では古代進カップルしか知らないので、ガミラス‐地球の同盟ではなく、デスラー‐古代のホットラインと言っても良いでしょう。
たった1回の接触とはいえ、命のやり取りをしたのですから、相手の本質もより鮮明に分かるでしょうし、デスラーは古代を信頼したのでしょう。ここまでは分かります。
デスラー総統は「古代にこの状況を知らせるのだ」とタランに申し付け、窮地に立たされてからはヤマトはまだか?とヤマトを連呼しました。ヤマトの恐ろしいまでの強さ、それは天才真田の存在によるものですが、デスラー総統は真田の存在を知りません。知っていたならば、真田を評価し、頼りにしたでしょう。
しかし、真っ先に駆け付けたのは、ヤマト艦載機隊であり、その先陣を切って現れたのが古代進であり、デスラー総統の古代進に対する信頼は不動のものとなりました。
新デスラー艦に乗り込んでくる勇猛さと、暗黒星団帝国マゼラン方面軍との共闘で見せた律儀さ。何せなんの得にもならないコトに遠路はるばるやってきて戦ったのですから・・・デスラー総統は古代進のそういうところを信頼し、評価したのでしょう。
なので、戦略戦術、政治的駆け引き等を古代進には求めてませんし、そういう点がザルであっても幻滅することもないのです。むしろ、先程述べた律儀さを信頼しているのなら、逆に古代が政治的な面を表に出すコトの方がマイナスになりそうです。
この点は、銀河系大戦で、古代進の子供の様な慇懃無礼な態度にムッとすることはあっても、受け流した姿からも頷けます。よく言えば、表裏がないのですから。普段、ドロドロした大人の世界にいるデスラー総統としては、率直な古代進の存在は新鮮で良いリフレッシュになるのかも知れません。
ガルマンガミラスの将校クラスでさえ、皆、デスラー総統を恐れ敬っている中での、あれだけの物言い。古代と話をする時はタランしか傍にいないのは、偶然ではなく、意図的な配慮であるかも知れません。将校居並ぶ前でアレをされたら、古代許すまじ!と場が沸騰しそうです(笑)
デスラー総統の評価信頼する古代進の律儀さは、銀河交差の時にヤマトがガルマン本星を訪問したことで更にその評価を上げました。そして、今度は逆に古代の手向けた花を胸にヤマトの危機を救って見せたのでした。
デスラー総統が言いたい放題な古代進を許し続ける理由がようやく分かりました・・・
コメント
batu殿、初めまして。
お初にお目に掛かります。
貴方のコラムはよく拝見しておりました。
さて、本題ですが私の思う所デスラーの心境の変化は、古代進を庇う森雪の姿を見たからではないでしょうか。(最もその前に古代はうわ言で「地球は…地球は…」と)
そして、映画(さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士達)同様パート2 24話でも、白色彗星帝国攻略のヒント(彗星の渦の中心核を波動砲で狙え 古代 ガミラス星の闘いを覚えているか? 真上と真下、脆い物だった)を与えるのはヤマトファンなら(特にデスラーファン)感激でしょう。
>謎の副店長代理さん
コメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
デスラー総統は本当に魅力値が
高いので、主役を喰ってしまいますネ。
batu殿、先程は失礼致しました。
私の思う所ではなく、私もそう思いますでした。
よく読めばbatu殿がブログに書かれておりました。
batu殿、大変申し訳ありません。
失礼しました。
batu殿 お忙しい所失礼します。
先日は私のコメントに返信を下さりありがとうございます。
初コメントから言葉の間違い等(コラム→ブログ)大変申し訳ありません。
デスラー心境の変化はbatu殿も書かれていた通りです。
誰もコメントしていなかったので、私も仲間に入れて下さいと慌てて送信したので、あのような文章になってしまいました。
batu殿
大変申し訳ありません。
改めて、簡単に私の自己紹介をします。
私は、ヤマト初放映の時は、小学校1年でした。
(これで私の年齢がわかります。回りくどい書き方ですみません)
当時はおぼろげにしか覚えてなく、再放送になってからヤマトファンになりました。
私も流石に40年以上アニメを観て来たので、ガンダムやマクロスに浮気をした事もありましたが、2199や2202の余りの改変の酷さにオリジナルヤマトの良さを再認識した次第です。
ハンドルネーム?の由来は、古代進が艦長代理だったので、それにヒントを貰い私の26歳当時(1994年)の仕事場ガソリンスタンドの役職です。(4人しかいなかったので)
>謎の副店長代理さん
私は映画を見てからのファンです。
パンフレットが残ってないか探してみようかと
思ってます。
私もガンダムやマクロスに浮気をしましたが、ヤマトにはヤマトの
良さがあり、その素晴らしさは、リメイクの酷さを見るにつけ再認識
させられますネ。
当時は当たり前だった個性的な声優、優れたBGM・主題歌が丸ごと
失われてしまいました。
艦長代理と職業からのネーミングだったとは・・・
丁寧な自己紹介ありがとうございます。
コメントも閲覧者も少ないブログですが
これからもよろしくお願いします。
こんにちは。
言われてみれば、確かに古代とデスラーが話をしている時はタランしかいませんでしたね。
流石の洞察です。
惑星ファンタムで古代とヘルマイヤー少佐が対面した場面ですが、ヘルマイヤー少佐の古代への対応は総統と対等な友人に対する言葉遣いではないよなと思っていました。
もしかしたら、ボラーのワープミサイルからガルマンガミラス本星を守った後の古代のデスラーに対する物言いを知っていたのかもしれませんね。
>ピンクボーイさん
ガルマンガミラス将校は皆、デスラー総統に忠誠を誓っているだけでなく、選民思想的なものもあると思うので、地球人如きが・・・という気持ちはデスラー総統とタラン以外は皆持っていると思います。
最近復活編のディレクターズカット版を観直したんですが、操舵の男や軍医の女性が戦闘機に乗るのがあってるからと戦闘機に配置換え(操舵に至ってはれを古代自らが勧めてた)してたのは違和感でした。
古代除けばほぼ全員戦闘経験のない新入りなので軽いノリになってるんでしょうかね?
まあ古代自体はそんなにスパルタというイメージもありませんけど……
狼狽して効果のない波動砲をぶっぱなそうとしてた奴を殴ったのは良かったとは思いますが。
ただ、よくわからんクラシックではなく往年のヤマトの曲や効果音になってたのは好印象でした。
劇場版は主砲や波動砲の音が酷かった記憶が……
>伊吹さん
コメントありがとうございます。
復活編はスラブ行進曲がかかってた記憶があります。コレじゃないだろうと言ってましたが、変更されてたんですね。
ヤマトに限らず、ガンダムオリジンも主砲の音がパスパスパスパスと味気ない音に変わり果ててました。
改悪が多くて困ったもんです。