大型戦闘艦についてはアメブロにて軽く触れていますが、独立した記事にて考察していきたいと思います。アメブロ版は各陣営の戦力を比較する【ガルマンガミラス帝国編1】を参照。
今般、大型戦闘艦を取り上げたのは好きな艦艇で興味があるものの、活躍シーンがほぼ無く謎が多いということから、ヤマト考察の当ブログとしては、もってこいの艦艇であると言えるでしょう。
後、最近YouTubeでヤマト関連の考察動画があるのを発見しましたが、明らかに当ブログのアメブロ版を参照して載せてるな・・・と確信するものでした。地球防衛艦隊の第〇世代とか私が勝手に作った造語がそのまま適用されてましたしね(笑)おっと話が逸れてしまいました。
では、本題。
ガルマンガミラス帝国の大型戦闘艦は全長492mもあり、その名の通りの大型弩級戦艦です。最新鋭の戦艦だと思われ、ダゴン艦隊では確認されませんでした。その姿を初めて現したのが、建国記念の軍事パレードであり、上空から空挺部隊が同艦から降下してきました。
戦闘では、グスタフ艦隊(北部方面艦隊)から急遽15隻(大型戦闘艦は5隻)がスカラゲック海峡へ招集され、スカラゲック海峡でボラー連邦の大艦隊(ハーキンス艦隊)と遭遇戦となり多勢に無勢で特攻し壊滅というのが初戦闘であり、実質戦闘はこれだけでした。
後は、シャルバート上空でデスラー艦隊に配備された同艦がボラー連邦の戦闘攻撃機Ⅱの攻撃を受け被弾したくらいです。という具合に中型戦闘艦、駆逐艦と違い全く活躍の場がありませんでした。ボラー連邦戦闘攻撃機Ⅱについては各陣営の戦力を比較する【ボラー連邦編3】を参照。
同艦のまともな戦闘が描かれないまま銀河系大戦は終焉を迎えるわけなので、限りある資料史料から考察していきましょう。
まず、全長は492mと長大で全幅全高は不明ですが、その雄大な船体から船内容積はかなり広く、適宜アップデート可能なゆとりある広さです。なので居住性も良いと言いたいところですが、ガルマンガミラス人にそこは求められないでしょう。そんな気がします(笑)
次に武装ですが、回転砲塔6基あり、これが主兵装となります。火力より速射性に優れる回転砲塔ですが、同艦の場合は大口径となり、火力も凄まじいことになる上に、6基から連続掃射を浴びせることから鑑みて、単艦でも分厚い弾幕が貼れるので、砲撃能力は極めて高いと言えます。その上、回転砲塔は対空砲としても使用出来るので、大変汎用性の高い兵装であり、同艦だけでなく、ガルマンガミラスの主兵装として採用されています。
更に回転砲塔の前部と後部の間に固定連装砲塔が1基あり、火力と射程距離を担保しています。回転砲塔と固定連装砲塔の組み合わせは駆逐艦と同じすね。
で、本艦の最も特徴的な兵装が決戦兵器仕様のブーメランカッターミサイルです。通常兵器とは一線を画す破壊力を有するものが決選兵器であり、アメブロ版の各陣営の戦力を比較するシリーズでも数値化して載せているので参照して下さい。
大型戦闘艦の艦艇としてのコンセプトを考える前にガルマンガミラス帝国艦艇とガミラス帝国艦艇の違いについてもおさらいとしてガミラス艦艇から次世代型ガルマンガミラス帝国艦艇への変遷を参照下さい。
ガルマンガミラス帝国はボラー連邦と銀河系の盟主の座を掛けて星間戦争をしてますが、ボラー連邦の艦隊主力は戦艦であり、対して核恒星系へ進出してきたガミラス艦艇の艦隊主力は駆逐艦でした。恐らくその火力差を航空戦力で当初は埋めていたと思われますが、長期的にみて火力不足、耐久力不足でジリ貧となることから200m超えの新型駆逐艦(ガルマンガミラス駆逐艦)を建造し艦隊主力とし、戦線を押し込みながら、新型弩級戦艦を研究開発に励み、完成したのが大型戦闘艦なのでしょう。ガルマンガミラス帝国建国時の詳細はガルマン星解放とガルマンガミラス帝国建国の流れを参照。
また、デスラー総統に屈辱を与えた所謂ゴルバショックから、ゴルバの様な堅牢な装甲を持つ要塞攻略も行える艦艇を!というのも新造艦のコンセプトにあったことでしょう。ゴルバについては自動惑星ゴルバについてを参照。
↑自動惑星ゴルバと大型戦闘艦の大きさ比較。全高、全幅には差があるが、ゴルバに見劣りしないサイズ感がある。ゴルバ:全長720m 大型戦闘艦:全長492m
暗黒星団帝国は既に滅び去りましたが、打倒ゴルバという大目標は失われることなく、ゴルバ級の要塞攻略を果たせる艦艇造りは執念として持ち続け、その艦艇はそのまま対ボラー連邦との戦争にも投入出来る訳ですから正に一石二鳥です。
その要塞攻略兵器として開発装備されたのが、ブーメランカッターミサイルなのでしょう。同兵器は、発射後2つに分かれて飛行するとあります。その破壊力はデスラー砲が効かない装甲を突き破って切り裂く仕様となっていると想像出来ます。
イメージ的には特殊なエネルギー(熱)を発して装甲を融解させて食い込むハイパー放射ミサイルの様な感じですかね・・・ブーメランの様に戻ってきて何度でも使えるというよりは内部で炸裂するのではないかと勝手にイメージしてますが、標的のサイズによっては真っ二つに切り裂いてしまうことでしょう。
ガミラス艦隊ではデスラー砲はデスラー座乗艦にのみに許された決戦兵器ですが、ガルマンガミラス帝国艦隊ではデスラー砲はデスラー親衛艦隊には付与されました。その理由は新兵器ハイパーデスラー砲が新型デスラー艦に装備され、更に同艦は旧来のデスラー砲を無効化する装甲で覆われていたからです。私の憶測ですが(笑)
しかし、ゴルバ対策は国家としての課題であるが為、デスラー艦隊しか対処出来ないのでは手薄過ぎます。そして現状での対処法は惑星破壊ミサイルのみであることは、コスパ的にどうなん?となります。大体、ミサイルがゴルバに迫るデカさだし(笑)
で、機動力を落とすことなく、スイスイ動けてゴルバもホイっと始末する♪という仕様で、強固な装甲をブチ破る兵器としてブーメランカッターミサイルが開発され、大型戦闘艦の艦首に装備されたのでしょう。
同艦の雄大な船体は空挺部隊も多く乗艦出来るため、制圧戦までこなせます。
大型戦闘艦の役割の総括!同艦は武装が前面に集められていることから、艦隊の先頭に立ち、遠距離から固定連装砲塔で先制攻撃、そして大口径の回転砲塔で集中砲火を浴びせ、ゴリゴリ押して行き、要塞攻略にはブーメランカッターミサイルを使用。遠征して拠点攻略には空挺部隊を投入。そういう艦艇です。
因みに防御力ですが、先のアメブロ版の紹介記事にも書いてますが、決して低くはありません。ボラー砲は通常兵器ではなく、決戦兵器なのですから、それを複数被弾したらヤマト以外はひとたまりもないでしょう。いや、ヤマトですら小惑星の陰に隠れた程ですからね。
また、シャルバート上空ではボラー戦闘攻撃機Ⅱの攻撃を受け、中型戦闘艦は轟沈しましたが、大型戦闘艦はビーム砲を拡散させるという新機能が装備されており、中破止まりでした。なので、防御力も低くないと思われます。同艦より小さいプレアデスよりは防御力は劣りますが・・・大小だけで言ったらヤマトはどうなるねん・・・ということなので、大目に見てあげましょう。
コメント