暴走する参謀と強化型戦闘衛星

さらば宇宙戦艦ヤマト2

宇宙戦艦ヤマト2において、序盤から参謀の言動は目に余りますが、これぞ日本人の典型的なお偉いさんの姿であると感じます。

日本人は先の大東亜戦争の時から今現在に至るまで無能が出世して高いポジションに就いてしまい、そのお偉いさんに奴隷の様に従う文化があります。大戦では、それで兵隊や市民が地獄を見ましたが、現代企業も凋落の一途を辿っているわけです。勿論、当時の市民や今のサラリーマンもお互いに首の締め合いをしているのですから、処置なしですが・・・

この頃の防衛軍司令長官藤堂は優柔不断で参謀をキチンと制御出来ずに好き勝手に暴れられている姿が見受けられます。

藤堂長官はヤマトの強硬発進を説得で思い留まらせるよう参謀に指示しますが、悉く参謀に覆され実力行使されるの繰り返しで、最早漫才かと思わされたものです。

参謀の実力行使は

  • ゲートの閉鎖
  • マグネットミサイル発射
  • 攻撃機2機スクランブル発進(命令シーンはない)
  • 強化型戦闘衛星による砲撃
  • アンドロメダを金星のエネルギー集積基地から出撃

とエスカレートしていきますが、藤堂長官に出来たことはマグネットミサイルの信管を外すことくらいで、後は全て参謀の思うがままなのでした。ここで、問題なのが、強化型戦闘衛星の使用でありましょう。

この強化型戦闘衛星は他の戦闘衛星や銀河系大戦時代の戦斗衛星とは全くの別物です。強化型戦闘衛星や戦斗衛星については各陣営の戦力を比較する「地球編2」を参照。

何故、強化型戦闘衛星の使用が問題なのか・・・それは2つあります

1つは当兵器がとんでもない代物だからです。この強化型戦闘衛星は先のガミラス戦役で本土決戦用に開発配備されたものですが、強化ぶりがサッカー日本代表大迫以上にハンパないのです。

戦闘衛星や戦斗衛星は駆逐艦の装甲すら傷付けることすら出来ずに逆に駆逐されるわけですが、この1機だけ配備された強化型戦闘衛星は違います。宇宙戦艦ヤマトが桁外れな防御力を誇るのは、地球人類滅亡の危機感からくるとヤマトとアンドロメダの耐久力の差で述べました。この強化型戦闘衛星も同じ状況下で開発製造されたため、桁外れな火力が付与されたのではないでしょうか。

藤堂長官と参謀の会話からヤマト撃墜という物騒な台詞が出てきますが、それだけの火力があるとカタログ性能を知っているからでしょう。また、ヤマト側も強化型戦闘衛星の威嚇射撃に息を飲んでいます。解析が任務であるアナライザーに「ビックリこいた」と言わしめ、プレアデスの砲撃にも悠々としていた古代に至っては冷や汗を掻いている程です。

また当衛星の光線の大きさ自体もヤマトを飲み込める程大きく、撃墜もあながちブラフではないと思わせるに十分でした。この貴重な最終砦をヤマト撃墜に使用し、喪失させる愚を参謀は犯してしまったのです。地球防衛艦隊が壊滅した後、本土決戦の肝心な時に蚊トンボしか残っていなかったわけですから。

2つ目は、ヤマト撃墜を試みるという愚行です。ヤマト乗組員の皆殺し という前代未聞の大量処刑に何の躊躇も示さない参謀の異常さ。しかも、皆殺しの理由が無断発進なのですから懲罰の度を越え過ぎてます。

更に、大気圏内で撃墜すれば大惨事になると藤堂長官に指摘された時点で「そんなコトを言われても長官・・・」と後先何も考えていないことが浮き彫りになりました。直情型の人間が参謀という人事。このあってはならないミスマッチも日本らしいと言えますが、防衛軍のNo2がこれでは地球の防衛も不可能でしょう。いや、恐ろしいのは、この能力で次期長官候補ということでしょうや。有能な敵より無能な味方の方が恐ろしいとは、軍事の天才ナポレオン・ボナパルトの言ですが、正にそれです。

と以上の様に強化型戦闘衛星使用の問題点と参謀の暴走の危うさを述べましたが、1兵卒の坂本茂とは違い直ぐには更迭されることはなく、土方司令とも衝突した参謀・・・しかし、白色彗星戦役後には降格若しくは更迭されたことでしょう。めでたしめでたし。

坂本茂の更迭については北野哲と坂本茂のその後を参照。

コメント

  1. アパッチ より:

    batuさんお久しぶりです。
    そして、新ブログ開設おめでとうございます。

    この参謀は揚羽財閥の息のかかった人間で、防衛軍の作戦参謀としての手腕はダメでも揚羽財閥への利権誘導には有能だったのかも?

    防衛軍艦隊の全自動化は揚羽財閥の利権そのものだったでしょうし、
    参謀が中心になって推進したと思われます。
    『君ィ、だいたい今時、煙突ミサイルなんて時代遅れだよ!』の有名な参謀の台詞はそれを窺えますね。

  2. batu batu より:

    コメントありがとうございます。
    こちらで心機一転頑張ります。

    ハード面は南部重工、ソフト面は揚羽財閥という
    感じですかね。考えれば面白いですネ。

  3. ヤマトソウル より:

    ヤマトよ永遠にで、古代守の代わりに、藤堂長官を逃がすために自爆するという役割を演じた方が、良かったんじゃね?

    • batu batu より:

      >ヤマトソウルさん
      返信遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。
      この参謀は確かに古代守の代わりに自爆して株を上げてもらいたかったですね。
      見返せば見返すほど、この頃の声優は良かったなぁ~としみじみと痛感します・・・

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