ガミラスの生物兵器はガス生命体とバラノドンだけだと思ってましたが、宇宙戦艦ヤマト2を何気なく見てて、あっ宇宙蛍を忘れてたわw ということで、今回は宇宙蛍です。
ガス生命体の記事でガミラスの生物兵器は、戦力分散を防ぐために弱小国に使用し、そして戦闘民族の余興として鑑賞する程度の存在だと述べました。
しかし、ヤマトに一敗地に塗れ復讐の鬼と化したデスラー総統がそのヤマトに生物兵器たる宇宙蛍を使用してるので、私の見識は間違いだったようです（失笑）
とはいえ、宇宙蛍を戦艦空母1隻に授けてヤマトに向かわせての鑑賞ですから、あながち間違いではないかも・・・と悪あがきしときます。
思えば、ドメル将軍はヤマトの後方に通信衛星を設置し、地球との交信を可能にさせて、望郷の念を抱かせる心理戦を仕掛けました。今回もデスラー総統はタランにヤマトに新乗組員が多数乗艦していることを確認してから宇宙蛍を使用しました。
そう、新乗組員がそろそろ望郷の念を抱く頃合いを見計らっての蛍なわけです。
バラノドンを全否定したドメル将軍は、通信衛星を設置したり、バラン星基地と虐待されたバラノドンを囮に人工太陽を密かに背後から落とす等、心理戦を好みました。
デスラー総統の宇宙蛍も正に通信衛星設置と同じコンセプトで使用されました。しかし、通信衛星と違い、宇宙蛍は生物兵器であり、人の心理を利用してヤマト艦内に持ち込ませてからが本番でした。
宇宙蛍の正体は金属を食べるバクテリアであり、それだけでヤマトを破壊することが出来る代物です。
ヤマトが誇る天才技師真田さんがいるからヤマト破壊を未然に防ぐことが出来たものの、それでも重力装置が不具合を起こし、ヤマト艦内が無重力となり戦闘どころではなくなりました。
天才真田がいなければ、ヤマトは航行不能、戦闘不能に陥り、復旧作業もろくに出来なかったことでしょう。バンデベル将軍が宇宙蛍の管理を怠るという醜態を晒してヤマト攻撃が出来ずとも、後方待機していた新デスラー艦（2代目デスラー艦）でとどめを刺されていたことでしょう。
ここでも真田効果は抜群でありましたが、その評価は全て古代のものとなりデスラー総統との友情が育まれたことは結果オーライではありますが、真田ファンにとっては複雑な気持ちでしょうや・・・
ガミラスの生物兵器の使用は全て「悪魔の船と化す前のヤマト」に対してとはいえ、あと一歩のところまでそのヤマトを追い詰めたのは事実です。
特に宇宙蛍は天才真田がいなければ打つ手なしだったので、正に最強の生物兵器ではないでしょうか。その証拠に地球より科学の進んだ大ガミラス帝国の戦艦空母内で宇宙蛍が拡散された際に成す術がなかったのですから、真田のいない全ての艦艇にとって脅威的な生物兵器だと言えます。
※戦艦空母が轟沈しなかったのは、宇宙蛍開発時に駆除薬も当然開発していたからと思われます。
猛獣が他種の猛獣とは戦えても病原体とは戦えず病死するように、艦艇にとっての病原体とも言える金属食のバクテリアにはドッグで消毒作業が必要になります。
ガルマンガミラス帝国より前時代の大ガミラス帝国では暗黒星団帝国には勝てませんが、ガス生命体、バラノドン、宇宙蛍を運用すれば勝ち目が出てくるとbatuは思う次第です。
そもそも暗黒星団帝国人はサイボーグだから自身の体自体も食べられちゃうわけですからね。
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